台湾の南の島・澎湖島(ぼうことう)情報

台湾の南の小島・澎湖島の自然や文化・人情・イベント・見どころなどを現地からリポートします。

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名称:澎湖南海の美

一・アオウミガメの故郷:望安
大海原に包まれた
緑の波打つ島
緑の中に潜む
静かな村の佇まい
季節風が吹くと
波濤が岸に打ち寄せる
亀たちの故郷
望安
いつも変わらぬ動と静

望安島は旧称を八罩島(はっとうじま)といい、八つの島に囲まれていることにちなんでいます。
望安はもともと「網按」と書いたと言われています。
望安島は北に馬公、南に七美を望み、澎湖諸島の中で第四番目に大きな島です。
島の形はウサギに似て、頭が南、尾が北、二本の足で挟み込んでいるのが潭門港(たんもんこう)という格好です。島の地形は南低北高で、標高53メートルの天台山が島の最高點にあたります。そこには透明度の高い、優良な文石(アラゴナイト)の鉱脈があり、当地の特産になっています。
中社(なかしゃ)は澎湖でも、もっとも保存の状態が良好な集落の一つです。それらの伝統建築には長い年月が刻まれています。島には風にも乾燥にも耐える天人菊が繁茂しています。真っ青な空には鳥たちが飛びまわり、紺碧の海にはいろいろな海洋生物の姿を見ることができます。
望安島はきれいなビーチが延々と数キロも続いていて、その澄み切った海水はコバルト色に輝き、冷たくて心地良いので、夏の避暑には最適の地です。でも、アオウミガメの生態保護區に指定されているのでアオウミガメが産卵季(五月一日から十月三十一日)を迎えると、夜間八時から翌朝五時まで、保護區への出入りが厳しく制限されます。望安をアオウミガメの永遠の故郷として維持するために取られている措置です。


望安物語

望安島旅行ガイド 

わずか7平方キロの小さな島に
夕陽沈めば点々と漁火灯る潭門の海
思いを馳せよ花宅の在りし日の栄光と移ろいに
オシドリの窪地よ、天台山の文石よ
アオウミガメの故郷の海に向かうがごとく
旅人よ!
懐かしめよカモメの円舞を、剥がれた壁や石垣を
降り注ぐ星に包み込まれたこの島を

1.アオウミガメ観光保育センター
海亀の外観を持つアオウミガメ観光保育センターは2002年にオープンしました。敷地は約3.8ヘクタールで、館?は展示ホール・海鳥ゾーン・アオウミガメゾーン・南海希少生物ゾーン・「カメとヒト」探索ゾーン・南海の旅ゾーンという六つのコーナーに分かれています。旅客に観光情報を提供するほか、澎湖の多様な生態を紹介し、市民に生態保護を喚起しています。

2.鯉魚山(リギョサン)
布袋港から遠く対岸を眺めると、鯉が臥せたような鯉魚山がみえます。鯉魚山から鴛鴦窟沿岸までは、珊瑚等の堆積物による礫岩礁が延々と続き、もっとも美しい部分です。この一帯は、さまざまな形の岩や石が林立し、まるで石の博物館のようです。鯉魚山では四千年前の縄文土器や「素面紅灰陶」と呼ばれる遺跡が発掘されています。
3.鴛鴦窟(エンオウクツ)
鴛鴦窟という地名の由来は、言い伝えによると昔その付近には何カ所かの水たまりがあって、常にオシドリたちが戯れていたそうですが、これにはなお考証の余地があるようです。鴛鴦窟の地形は変貌を繰り返しており、馬鞍山が屏風の役割を果たして、身を隠すの都合良かったので、日本統治時代には沢山の軍事的な防空壕が掘られました。それらの多くは埋まってしまっていますが、幾つかはまだ当時のまま残っています。

4.天台山(テンダイサン)
澎湖八景の一つあげられた天台山は、標高53メートル、望安島の最高點であり、望安文石の産地として遠くその名を知られています。頂上からは海原に南海諸島が見渡せ、夕景がことのほか美しい。山頂の仙跡岩は、呂洞賓(ロドウヒン…中国八仙人の一人)の残した足跡だという言い伝えがあります。山の麓は豊かな緑に包まれ、草木の風に揺れる様は牧歌的な佇まいがあります。玄武奇岩と海蝕洞穴が海岸に勇壮な景観を生み出しています。
◎仙跡岩(センセキイワ)

5.中社古厝(ナカシャコクサク)
百年の歴史を刻む中社は、かつて「花宅」と呼ばれました。現在、台湾でもっとも保存状態のよい集落の一つです。中社の集落で使われている建材は主に石老石古石(珊瑚石)・花磚(レンガ)・彫花紋飾などで、いわゆる福建風とは異なっています。ここで、台湾映画の代表作「桂花巷」が撮影されました。路地裏を歩いてみると、映画のシーンに入り込んだ錯覚に落ちる。剥がれた壁や崩れた垣根が流れ去った星霜を物語っている。

6.網按口(ボウアンコウ)
網?口は潭門港南側の仙史宮前にあって、かつて漁民がここで網を引いていたことからこの名があります。自然に形成された弧状の灣で、海水は透明、砂質は細かくて白い。浜にはグンバイヒルガオやネナシカズラが繁茂し、水遊びには絶好のビーチです。夜空にある満天の星と海上の漁火との対比がこの上なく美しいです。

三・望安とウミガメ
彼らの家であり、帰る所でもある望安はアオウミガメたちを温かく包む
寄せては返す波のように
故郷に帰って新しい命の営みを繰り返す
清潔な白い砂、柔らかい風、暖かい光まるで
母親が赤ん坊の手を握るように
新しい生命が育まれ、今ここに
海洋探検の旅が始まる

アオウミガメのデータ
◆俗称:石亀・黒亀あるいは菜亀
◆特徴:海草や大型の藻を主食とするために、体内の脂肪に葉緑素を含むことからこの名がつけられました。甲羅は最長125センチ、体重は230キロに達する。アオウミガメの特徴は、一対の前額にある鱗で、また、目の周りの下部にも4対の鱗があることです。

アオウミガメと同じく保護動物に指定されているタイマイとの区別はなかなか困難です。いったいどこが異なるのか?詳しく見てみましょう。

アオウミガメ
(Green turtle)学名:Chelonia mydas

額鱗と呼ばれる、おでこにある鱗の配列をみると、アオウミガメの額鱗は縦長の
2枚。また目の周りに四対の後鱗もみられます。
背中の甲羅は楕円形で、下あごはノコギリ歯状。成体の背面は濃緑色、腹面は淡黄色。体重は最大230キロ、甲羅の長さは最長125センチに達します。

タイマイ(Hawksbill turtle)學名:Eretmochelys imbricata
タイマイの額版は4枚でできていて、後ろの一対が大きい。甲羅の鱗は重なり合って
排列している。鷹の嘴のような鋭い口先をしています。成体すると橘色・棕色あるいは黄色を呈します。体重は85キロ、甲羅の長さは95センチ程度。

生存への厳しい道と保護
アオウミガメは成長すると、たまにサメなどの攻撃を受けることはあっても、ほとんど天敵がいません。彼らの敵は、環境の汚染や破壊、また意図せず漁網などで彼らを捕らえてしまう事などによるもので、そうしたことが、彼らの個体数を減少させており、絶滅の危機に直面させています。アオウミガメを保護するために政府は1995年に望安島の6箇所をあおうみがめの産卵地と認定し、「澎湖県望安島アオウミガメ産卵棲息保護區」に指定しました。さらにアオウミガメ観光保育センター・アオウミガメ研究ステーション・海亀救護ステーションを設置し、市民へのPRと生態の保護に努めています。

◎人工衛星を利用した追跡によってアオウミガメの生活史が一層理解出来るようになりました。
◎アオウミガメの写真は程一駿教授提供
アオウミガメの生命サイクル
アオウミガメは熱帯・亜熱帯の太平洋および印度洋に広く分布しており、産卵時に出生した砂浜に戻る以外、その一生を海中で過ごします。3-4月になると成熟したアオウミガメが望安島近海に戻り交配し、母亀は5-10月の満潮の夜に上陸し、前足で自らの体の大きさにあわせた穴を掘り、それから後ろ足を使って掘り出した砂を掻き分けて、そこに100粒のピンポン玉くらいの卵を産み落とし、再び後ろ足を使って上に砂土をかけます。
約50日で砂に温められた卵が孵化し、小さいアオウミガメたちは殻を破って顔を出します。そして孵化後3-7日して卵の穴からよじりでて、月の光に導かれるように大海へと漕ぎ出すのです。生まれたての小亀はヘビやカニの餌食になったり、人工照明に惑わされて方向を見失ったりします:海中にあっても荒れ狂う波による試練の他に肉食性魚類の攻撃が待っているのです。
幼ない亀は海中において漂流する藻や小さな生物を餌にしながら、5年後には甲羅の長さ20-30センチにもなり、近海の海草や大型の藻類を主食にしながら、海底に潜むように暮らすようになり、さらに20-50年を経て体長80-90センチの成体になると、出生地に戻って子孫の繁殖に取り組むのです。
◎ヘビ類・カニ類・鳥類・肉食性魚類はアオウミガメの成長過程での主要な天敵となる
◎母亀は産卵後海に戻る
◎小亀の性別は孵化期、第3-5週の平均砂温によって決定される。30.3℃を超えるとメス、28℃だとオスになる。そのようにしてオスメスの比例はほぼ1:1になる
◎アオウミガメはまず前足で身体と同じ大きさの穴を掘り産卵に備える
◎母亀は幾度も上陸して産卵を繰り返す。だいたい1-9回産卵し、一つの穴に約100粒を生みつける
◎孵化後3-7日で赤ちゃん亀は穴から出てきて、月光に導かれて海に向かい、厳しい人生への第一歩を記す

四・南海の気ままな旅

大空は青く澄み渡り
天地の境分かち難し
エメラルドグリーンの海よ
目撃し大石の重なり合うその瞬間を
固まりて成す奇妙な岩岩よ
君たちは人間のあこがれだ。


ご注意
1.毎年4-10月は観光シーズンですから、事前に宿と交通の手配をお済ませください。
2.澎湖の気候は日差しが強く乾燥しますから、日焼け止めと水分補給にご留意ください。
3.乗船の際には救命胴衣をお忘れなく。生態保護のために無人島には上陸しないでください。
4.マリンスポーツに参加する際には、水難事故の発生を防ぐために救急救命ライセンスをもつガイドを随行してください。
5.省エネと生態保護にご留意ください。

交通案内
◆航空:高雄空港から直行便の望安および七美嶼(→馬公)行きの便がありますので、間違えないようご注意下さい。
◆航路:
1.澎湖県公共車船管理所恒安フェリーおよび民営光正フェリー:馬公→將軍澳嶼→望安潭門港(恒安フェリー→七美)。
2.民営安通號:馬公← →桶盤←→虎井
3.民営桶盤・虎井・望安・七美行きの航路は各社にお問合せ下さい。
4.お問合せ先:
天富航運公司06-9270558
正明渡船遊艇公司06-9277019
光正遊覧公司06-9991201
安通號06-9291066
宏洋遊艇育楽センター06-9270755
東北航運公司06-9262508
和平遊艇育楽センター039-781838
金東洋06-9260349
海安遊艇公司06-9262302
海馬遊艇公司06-9272456
望安郷公所06-9991312
愛之旅育楽開発公司06-9266505
澎湖之美公司06-9269071
澎湖県公共車船管理所恒安フェリー06-9270334
羅曼蒂克遊楽船(ロマンティック遊覧船)06-9272364
*画数順 資料提供/澎湖県渡船遊艇商業同業公會06-9216811

◆南海離島陸上交通:桶盤・虎井・望安および七美島には観光バスおよびレンタバイクがあります。宿泊情報

◆望安:望安リゾートセンター 06-9991200
致仙屋海景民宿 06-9991413
望安民宿 06-9991222
◆七美:順天旅社 06-9971888
福鵬大飯店 06-9971043徳
奇海景民宿 06-9971232・06-9972035・06-9972034
南海群島フリープラン
望安コース
潭門港→アオウミガメ保育センター→鯉魚山→鴛鴦窟→水●(土+安)宮→天台山→中社古厝→網●(土+安)口。
七美コース
南滬港→七美人塚(七美遊憩區)→望夫石→魚月鯉灣→大獅風景區→牛母坪→頂隙風景區→双心石滬→九孔生態主題園→西濱海岸レクリエーションゾーン
海鳥楽園》猫嶼
大・小猫嶼はまるで二匹のネコが臥しているようにみえるので付いた名で、台湾で最初に海鳥保護區に指定され、記録された鳥類は53種に及びます。火山角礫岩で構成された島の周囲は断崖に囲まれ、外敵が進入しにくく、毎年3-9月には万余のマミジロアジサシやクロアジサシなどを主とする海鳥が繁殖に訪れますが、鳥類の集団生活や鳴きながら旋回飛行する様は、かなり見応えがあります
◎大小猫嶼(ダイショウビョウショ)
◎クロアジサシ
◎雙心石滬
◎ マミジロアジサシ
闇の中の道標
》花嶼(ハナショ)
花嶼は台湾最西端に位置する島です。澎湖群島の地質は多くは玄武岩ですが、花嶼は安山岩質の火成岩で構成され、澎湖群島の中でももっとも古い地質に属しています。島上の燈台の光は、10カイリ彼方まで届き、夜空に燦然と輝いて人を魅了するだけでなく、船を正しい方向へと導いています。
◎花嶼燈台(ハナショトウダイ)
◎花嶼夫妻岩(ハナショメオトイワ)
美麗島》七美嶼(ナナビショ)
七美は澎湖群島最南端に位置し、伝説によると、明代に七人の女性が倭寇から身を守るために井戸に身を投じて操を守り、人々はその井戸を埋めて墓にしましたが、その七人の美人の魂は7株のヒトツバハギに変じて、今もなお緑を保っていると言われています。島の著名スポットとして、七美燈台・望夫石・魚月鯉灣・大獅風景區・牛姆坪・小臺灣・頂隙風景區などがあり、とりわけ、かつて漁に使われた「雙心石滬」(石で作った一種の罠)は、満潮時になると、青く澄んだ水の中に二つのハートが重なりあってくっきりと見える様は人々の心をときめかします。近年、九孔(トコブシ)の養殖に成功して忙しい生態産業園では、夏に九孔美食祭りを開催し、観光客にその珍味を振る舞うとともに、七美でのトコブシ養殖の秘話が明かされます。
◎七美人塚(ナナビジンヅカ)
◎ 牛姆坪(ギュウボヘイ)小臺灣
◎大灣柱状玄武岩
魚月鯉港
◎トコブシ養殖
◎龍埕(リュウテイ)海岸の海食地質景観
◎七美分岔仔(ナナビフンタシ)の造物主がノミで彫った奇岩
》桶盤嶼(トウバンショ)・虎井嶼(トライショ)
澎湖ならではの柱状玄武岩の景観を見てみたいなら、望安島北方の桶盤嶼を見逃すことは出来ません。玄武岩の規則正しく並んだ石柱が島の周囲を囲むように林立する様は壮観そのものです。玄武岩の小道を辿って下までいくと、噴出した溶岩が同心円状に凝固した…蓮花座と呼ぶこの島のもう一つの奇観を見ることができます。
虎井嶼東岸沖はダイビングの絶好のスポットであり、伝説のキャッスル「虎井沈城」が海底に沈んでいると言われ、また真珠湾攻撃の際の日本軍の「南進指揮所」もあったりするので、この島はまさに神秘的なベールに包まれています。波止場から右に行くと西山レクリエーションゾーンに行くことができ、そのあたりの風景はとてもすばらしく、また遠くに桶盤嶼を望むことができます。


◎桶盤玄武岩地質景観
◎桶盤玄武岩の壮麗な眺め
◎蓮花座と呼ばれる景観
◎虎井嶼の玄武岩景観
◎上から見た虎井嶼
漁火点々》將軍澳嶼
將軍澳嶼の面積はわずか望安島の五分の一に過ぎませんが、その賑やかさから「小香港」と呼ばれています。島の東側には高さ30メートルの船の帆の形をした巨石がそびえ立ち、引き潮の時にはその壮観さが際立ちます。
引き潮の時の將軍澳嶼と船帆石

》その他の離島
南海諸島には東・西嶼坪嶼、東・西吉嶼および鋤頭嶼など住人がわずかな島々が多くあり、交通不便なために、依然として昔のままの自然の姿が保たれ、青い海と青い空が織りなす天成の自然美と静かな佇まいの古い家、多彩な生態などどれも得難い貴重な宝物です。
◎東吉嶼漁港(トウキチショギョコウ)
◎東吉嶼から鋤頭嶼(スキガシラショ)を望む
交通部観光局澎湖國家風景區管理処
澎湖県馬公市光華裏171號
tel:(06)921-6521
HOT LINE:(06)921-6600
HP:www.penghu-nsa.gov.tw
インフォメーションサービス
.澎湖ビジターセンター (06)921-6445 (06)921-6521ext251
.澎湖観光産業発展センター (06)921-8692
.南海ビジターセンター (06)926-4738
.北海ビジターセンター (06)993-3082
.後寮ビジターセンター (06)993-3437
.漁翁島ビジターセンター (06)998-2916
.小門地質館 (06)998-2988
.吉貝ビジターセンター (06)991-1487
.望安アオウミガメ観光保育センター (06)999-1368
.馬公空港観光案内所 (06)922-9127
七美燈台
望安地図
水  宮
中社旧家
網按口砂浜
中社
望安郷公所
花宅仔
西洞尾燈台
西埔
西安ダム
望安空港
澎35
天台山アオウミガメ生態保護區
後寮
水雷港仔
亀壁?尾

東●(土+安)戸
頭角
大瀬仔
長瀬仔
鼻尾
西安ダムアオウミガメ生態保護區
土地公港アオウミガメ生態保護區

水雷港アオウミガメ生態保護區
土地公港
網按口
萬善宮

網?口アオウミガメ生態保護區
萬善宮アオウミガメ生態保護區
2
3
4
5
6
潭門港
緩衝區
馬鞍山嶼


1
アオウミガメ保育センター
白沙
天台山
鴛鴦窟
鯉魚山
天台山


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